アーカイブ:2011年 1月 29日
天台宗 青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき) その4 2008年11月22日訪問
青蓮院門跡 相阿弥の庭
残念ながら長屋門から青蓮院に入ることはできない。「粟田御所 青蓮院門跡」という提灯のかかる門から境内に入り、玄関を上がる。反時計回りに入母屋造桟瓦葺きの宸殿から廻っていく。宸殿南庭には右近の橘、左近の桜が配されている。もともとは御所の庭と同じく白砂が敷かれていたが、今は苔の庭となっている。この苔の上に置かれた無数の青色LEDが一定間隔に点滅し、南庭の先にある白壁には雲の流れを現したような青色の映像が投影されている。この方形のシンプルな南庭では、暗闇の中に浮かび上がる青い光によって宇… ►続きを読む
天台宗 青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき) その3 2008年11月22日訪問
青蓮院門跡 美しい竹林
青蓮院門跡で既に触れたように、天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡(青蓮院、三千院、妙法院)の一つとして古くより知られている。そして現在も天台宗の京都五箇室門跡(青蓮院門跡、三千院門跡、妙法院門跡、曼殊院門跡、毘沙門堂門跡)の一つに数えられている。 青蓮院の起源は、比叡山延暦寺に作られた僧侶の住坊の一つである青蓮坊と考えられている。青蓮坊は日本天台宗の祖最澄から円仁、安恵、相応等、延暦寺の法燈を継いだ著名な僧侶の住居であり、比叡山東塔の主流をなす坊であった。また、上記の京都五箇室門跡で… ►続きを読む
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