徘徊の旅の中で巡り合った名所や史跡などの「場所」を文書と写真と地図を使って保存するブログ

アーカイブ:2012年 7月 24日

天龍寺 弘源寺

 

天龍寺 弘源寺(こうげんじ) 2009年11月29日訪問 天龍寺 弘源寺 虎嘯の庭  宝厳院の山門を潜り、紅葉の美しい参道を北に進むと再び法堂の前に出る。放生池の北側を東に進み、松巌寺、慈済院を過ぎると、毘沙門天の提灯を吊るした弘源寺の山門が現れる。 天龍寺 弘源寺 山門  永享元年(1429)あるいは文安3年(1446)6月、後に室町幕府管領となる細川持之が、玉岫禅師を開山として創建した寺院。寺名は、持之の院号による。細川持之は細川満元の次男として応永7年(1400)に生まれている。兄は細川持元で、応永33年(1426)父の満元の死去に伴い、細川京兆家の家督を継いだが、僅か3年後… ►続きを読む

 

天龍寺 宝厳院 その2

 

天龍寺 宝厳院(ほうごんいん)その2 2009年11月29日訪問 天龍寺 宝厳院 苦界と三尊石の庭 移転した2002年に作庭されたと思われる  前回、宝厳院を訪れた時は、冬の夕暮れ時期であったため、光量の少ない写真しか撮影できなかった。特に亀山の東に広がる庭園は、日没も早い上に逆光になってしまう。そういう点でも天龍寺方丈庭園や宝厳院は午前中の早い時間に訪れるべき庭園だと思う。 天龍寺 宝厳院 天龍寺 宝厳院 天龍寺 宝厳院  前回も指摘した通り、宝厳院の変遷には明確でない点がある。Wikipediaに掲載されている宝厳院の記述に従うと、寛正2年(1461)室町幕府の管領… ►続きを読む

 

亀山陵 その2

 

亀山陵(かめやまのみささぎ)その2 2009年11月29日訪問 亀山陵  亀山天皇の亀山陵は、後嵯峨天皇の嵯峨南陵の左側に同じ檜皮葺宝形造の法華堂という形で並ぶ。 大覚寺や妙心寺 その3で同じことを書いてきたが、父の後嵯峨天皇によって作りだされた両統迭立により、亀山天皇は最初の大覚寺統の天皇となっている。第90代亀山天皇は建長元年(1249)後嵯峨天皇と中宮藤原姞子との間に第7皇子・恒仁親王として生まれている。正嘉2年(1258)正嘉の飢饉の最中に10歳で立太子。同母兄に第89代後深草天皇となる久仁親王、異母兄に鎌倉幕府第6代将軍に就任する宗尊親王がいる。 亀山陵 亀山… ►続きを読む

 
 

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