文書と写真・地図による「記憶」の再現

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貴船神社 本宮 その3

 

貴船神社 本宮(きぶねじんじゃ ほんみや)その3 2010年9月18日訪問 貴船神社 本宮 カツラの御神木 貴船神社 本宮 その2では、平安時代に入り貴船神社が王城の治水及び祈雨止雨の神として朝野の崇敬を集めてきた様子を六国史などの史料をもとに見てきた。元々貴布禰の神は山城国造の神であった。しかし平安時代の後期には、貴布禰社が賀茂社の第二摂社となり、貴布禰の神は鴨県主の神へと変化して行った。朝廷内でも重要な祭祀を行う貴布禰社を取り込むことが鴨県主の勢力伸長につながることは勿論の事として、鴨県主の祖神である賀茂別雷命の誕生と賀茂社の創建を説明する丹塗矢伝説の完成度が上げるためにも賀茂川の上流に位置する貴布禰社との関係を構築することが必要と考えたのかもしれない。この項では、その後の貴布禰社と賀茂社の… ►続きを読む

 

貴船神社 本宮 その2

 

貴船神社 本宮(きぶねじんじゃ ほんみや)その2 2010年9月18日訪問 貴船神社 本宮 南参道 貴船神社 本宮では、三浦俊介氏の著書「神話文学の展開 貴船神話研究序説」(思文閣出版 2019年刊)を参考に貴船神社の歴史の前半部分に光を当ててみた。洛北の山間部に祀られていた貴船明神の社祠が平安京の治水と祈雨止雨という重要な役割を担う神社に移行した過程に今一つ疑問が残る。それでも白髭社や百太夫社を祀る白髭族が創建した地域社が後退し、賀茂社の支配下に組み込まれることによって国家が祭祀する神社が前面に出てきたとする三浦氏の説明は、ある程度の説得力を持つことを認めなければならないだろう。この項では平安時代における貴船神社の歴史を見ていく。先ず、平安時代の始まりの藤原伊勢人に関する説話に貴船神社が出てく… ►続きを読む

 

貴船神社 本宮

 

貴船神社 本宮(きぶねじんじゃ ほんみや) 2010年9月18日訪問 貴船神社 本宮 二の鳥居 叡山電鉄鞍馬線の貴船駅から、蛍岩、梅宮社、白石社そして烏帽子岩を一つずつ確認しながら京都府道361号上黒田貴船線を貴船神社を目指して歩いて来た。貴船川にかかる奥ノ院橋を越えると左手に貴船神社の二の鳥居と總本社 貴船神社の社号標が見えてくる。貴船神社の境内は貴船川の西岸の高台にあり、この二の鳥居から朱色の春日灯籠が並ぶ石段を上った先に拝殿、本殿が建てられている。 貴船神社 本宮 社号標石 總本社 貴船神社 貴船神社の公式HPの由緒によれば、本宮の御祭神は晴雨を司る高龗神(たかおかみのかみ)。奥宮は闇龗神(くらおかみのかみ)、結社は磐長姫命(いわながひめのみこと)を祀っている。高龗神は「古事記」では淤加美神、「日… ►続きを読む

 

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