徘徊の旅の中で巡り合った名所や史跡などの「場所」を文書と写真と地図を使って保存するブログ

カテゴリー:山科

醍醐三宝院

 

醍醐三宝院(だいごさんぼいん)  2008/05/11訪問 醍醐寺 三宝院唐門  永久3年(1115)醍醐寺14代座主勝覚が創建。当初は灌頂院と称したが、後に仏教の三宝にちなんで現在の名に改められた。康治2年(1143)に鳥羽上皇御願寺となる。鎌倉から南北朝時代にかけて、7世成賢・11世憲深・21世賢俊と高僧を輩出し、足利尊氏から厚く保護された。当時の三宝院は現在の総門の脇ではなく、西大門の内、その北側にあったようだ。  特に足利義満の猶子となった25世満済は、応永3年(1396)に醍醐寺座主に任じられ、続いて准三后となった。准三后とは太皇太后、皇太后、皇后の三后に准じた貴族の称号で、宣… ►続きを読む

 

醍醐寺

 

真言宗醍醐派総本山 醍醐寺(だいごじ)  2008/05/11訪問 醍醐寺 五重塔  随心院の総門を出て、前を通る道を南に下る。途中で府道36号大津宇治線を越える。この道は旧奈良街道と呼ばれている。随心院を出てから、およそ20分で醍醐寺の総門に到着した。 醍醐道 醍醐上ノ山町あたりで見かけた竹林 右側斜面の上は大団地になっている 醍醐寺 旧奈良街道沿いの白壁 醍醐寺 境内  真言宗醍醐派総本山で、山号を醍醐山と称する。世界遺産にも登録されている。  貞観16年(874)空海の孫弟子にあたる理源大師聖宝が准胝観音並びに如意輪観音を笠取山頂上に祀ったのが醍醐寺の開山となる。… ►続きを読む

 

随心院

 

真言宗善通寺派大本山 随心院(ずいしんいん)  2008/05/11訪問 随心院 本堂と前庭  勧修寺から次の随心院までは歩いていくことにしていた。勧修寺の前を南北に走る醍醐道に出ると次の交差点まで進む、その後左にまがり、地下鉄小野駅を越えてそのまま東に歩く。地図の上では分からなかったが東に進むにつれてやや上り道となっている。勧修寺を出てほぼ15分で白壁で囲まれた随心院の駐車場に着いた。 随心院 総門 随心院 総門  真言宗善通寺派 隋心院門跡  正暦2年(991)弘法大師より8代目の弟子であり真言宗小野流の祖である仁海僧正が、一条天皇から寺地を下賜されこの地に牛皮山曼荼羅寺… ►続きを読む

 

勧修寺

 

真言宗山階派大本山 勧修寺(かじゅうじ)  2008/05/11訪問 勧修寺 氷室の池と観音堂  京都市営地下鉄東西線の石田駅から東西線にのり2つ先の小野で降り、真西に向かい川を越え5分歩くと醍醐道の先に勧修寺の白い塀が現れる。 勧修寺 参道の白壁 勧修寺 山門  勧修寺は真言宗山階派大本山で、山号を亀甲山と称する。寺名は「かんしゅうじ」「かんじゅじ」などとも読まれるが、寺では「かじゅうじ」と呼んでいる。ただし地名の「勧修寺」の読み方は「かんしゅうじ」である。 勧修寺 右 玄関  左 中門 勧修寺 宸殿  昌泰3年(900)若くして死去した生母藤原胤子の追善のため… ►続きを読む

 

日野の町並み

 

日野の町並み(ひのまちなみ)  2008/05/11訪問 日野の街並み 碑 日野西大道町  日野誕生院より出て、京都市営地下鉄東西線の石田駅まで歩くことにする。日野誕生院の前には京阪バスの停留所があるが2時間に3本という有様なので歩かざるを得ない。もう少し交通の便が良ければ、法界寺を訪れる観光客も増えるのにと思う一方、折角静寂が保たれている境内に観光客が溢れかえるのもという気もする。  法界寺の前を起点としている府道127号日野薬師線を約100メートル北に進むと日野自治会公会堂のある交差点が現れる。この場所には、「右ひのやくし 是より六丁」と「親鸞聖人日野誕生院」の2つの碑と鴨長明方丈石… ►続きを読む

 

日野誕生院

 

浄土真宗本願寺派 日野誕生院(ひのたんじょういん)  2008/05/11訪問 日野誕生院  法界寺の山門を出て、東に進むとすぐに法界寺の築地塀が終わる。その先は誕生院保育園のアコーディオン門扉が続く。そのおかげで中の様子が良く分かった。保育園の園庭の一角、法界寺の池泉を背にした場所に、小さな基壇と塀そして門が築かれ、誕生院のえな塚と産湯井がその中に納められている。この地は浄土真宗の宗祖 親鸞聖人の生誕地であり、えな塚と産湯井は聖人誕生の遺蹟として護られている。 日野誕生院 えな塚と産湯井 右は法界寺の阿弥陀堂と薬師堂の屋根 日野誕生院 法界寺薬師堂と保育園  えなとは胞衣と… ►続きを読む

 

法界寺

 

真言宗醍醐寺派 法界寺(ほうかいじ)  2008/05/11訪問 法界寺 阿弥陀堂  萬福寺から再び京阪電鉄黄檗駅に戻り、宇治線で2つ目の六地蔵で降りる。ここから法界寺まではかなり離れているのでタクシーを使うこととした。15分ほどで山門前に到着した。 法界寺 山門 法界寺 ひのやくしの碑  法界寺は醍醐寺の南方、宇治市の境界に近く、現在の行政区分では京都市伏見区日野にある。古くから山城国宇治郡日野と呼ばれ、方丈記の著者である鴨長明が晩年に庵を結んだ場所でもある。また日野は浄土真宗の宗祖 親鸞聖人の生誕地でもある。そのため法界寺の隣地には日野別院(現在の日野誕生院)が文化年間(… ►続きを読む

 
 

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