徘徊の旅の中で巡り合った名所や史跡などの「場所」を文書と写真と地図を使って保存するブログ

設定変更について その10



設定変更について(せっていへんこうについて) その10

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徘徊の記憶 Wordpress版の記事画面 ウェブリブログ版とほぼ同じデザインで再現

設定変更について その9で記したようにブログ・徘徊の記憶の再構築には約半年の時間を要した。その大部分は、HTMLコーディングの見直しであり、古くなったリンク先の確認でもあった。これらの膨大な確認作業が終わり、MT形式のデータファイルをインポートしたことで、2020年の初めにはウェブリブログ上に新たな「徘徊の記憶」が完成した。恐らくブラウザでブログを見ている限り、2019年8月時点と変わった点に気付かないであろう。この一連の作業を通じて、今回のような大規模な変更がまた生じることや他のブログサービスが閉鎖している現状を見ると、いつまでもウェブリブログに依存している事自体がリスクの一つであると感じるようになった。そこでブログサービスに頼らず自分のブログを作る事が、技術的にも経済的にも可能かを2020年の2月頃から考えるようになっていった。

幸い、既に写真表示用のイメージデータを格納するためにデータサーバー・ネットオウルと契約していたので、このサーバ上にブログを構築する事が可能かということから検討を始めた。固定ページを表示するだけならば簡単であるが、投稿日別の表示やタグやカテゴリー別に記事を抽出するためにはブログ用のCMS(コンテンツ マネージメント システム)の導入が必要である事が分った。上記の「経済的にも可能か?」とは趣味のためのブログであるため、なるべく無料のツールを採用し、コンテンツ制作会社などにシステムの構築からメンテナンスを依頼する事なく作ることが可能かという意味である。
本来ならばどのCMSを採用するか検討をなさねばならなかったが、今回は最初からプラグインやテーマが豊富なWordPressのみを検討の対象と定めた。つまりWordPressで新しい「徘徊の記憶」を作れるか?という確認のみを行なった。2020年2月の一ヶ月間を費やして試作した結果、WordPressならば望むブログを自力で作成できると判断した。ここから2ヶ月間でWordPress版「徘徊の記憶」を作り上げ、5月始めに公開に踏み切った。

WordPressは記事を投稿と固定ページの2つに分けて管理している。「徘徊の記憶」に掲載している記事842件は、作成日があるため投稿として移行した。これらの記事を投稿としたことにより、新着記事を最上位に置いたり、投稿日順に並べることが可能になる。また投稿にタグやカテゴリーが設定できるので分類に従った表示の絞込みも可能になる。これに対して固定ページはあまり作成日を意識しないでよい記事に割り当てた。例えば「徘徊の蔵書棚」では、「徘徊の記憶」で訪問した寺院や神社の写真や所在地を示す地図等をまとめた記事を保管しているが、これらの記事2080件は全て固定ページとして移行した。「徘徊の記憶」の姉妹ブログとして「徘徊の蔵書棚」、「徘徊の備忘録」、「徘徊の番組表」などを作成してきたが、これらもこの機会にWordPress版「徘徊の記憶」の固定ページとして統合する予定である。

ウェブリブログの「徘徊の記憶」からWordPress版「徘徊の記憶」への移行はMT形式のエクスポートファイルを介したものである。画像ファイルや外部サイトへの参照など参照先が変わらないものに関してはMT形式での移行方法で問題ない。しかしブログ内記事への参照についてはウェブリブログの「徘徊の記憶」からWordPress版「徘徊の記憶」への書き換えが必要となる。今回は、とりあえずウェブリブログの「徘徊の記憶」からMT形式のエクスポートしたファイルの内、https://vinfo06.at.webry.info/*** の参照部分だけを書き換えたファイルを新たに作成し、それをWordPressでインポートした。設定変更について その9で記したように、ファイルメーカーでHTMLコードを生成する方法を採用したので、リンク先のURL変更はそれ程難しいものではなかった。

    

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