アーカイブ:2011年 4月 03日
名古曽滝跡(なこそのたきあと) 2008年12月21日訪問
名古曽滝跡 名古曽滝跡の石組
大沢池の北東に、立木もなく整地された場所があり、この奥に名古曽滝跡を示す碑が建つ。
名古曽滝は嵯峨天皇がこの地に築いた嵯峨院の滝殿に面して造られた庭である。既に大沢池の項でも触れたように、嵯峨天皇は皇子時代より、この地に山荘設営に着手している。そして日本後記の弘仁5年(814)閏7月27日の条に、 天皇、北野に遊猟し給い、この日嵯峨院に御す
という記述が残されていることより、この時期には既に離宮が完成していたと考えられている。
名古曽滝跡 左奥に名古曽滝跡の石碑が見える
名古曽… ►続きを読む
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