徘徊の旅の中で巡り合った名所や史跡などの「場所」を文書と写真と地図を使って保存するブログ

アーカイブ:2011年 4月 24日

厭離庵

 

臨済宗天龍寺派 如意山 厭離庵(えんりあん) 2008年12月21日訪問 厭離庵 左奥に時雨亭の茅葺屋根が見える  宝筐院の山門を出て、清涼寺の西門まで北に進むと西に折れる道が現れる。この道は渡月橋から天龍寺、清涼寺を経て嵯峨鳥居本へつながる愛宕街道の一部分である。この街道沿いには茅葺屋根のくずややむしこ造町家があり、歴史の深さを感じる。厭離庵はこの街道沿いにあるはずだが、なかなか見つからない。何度もこの道を行ったり来たりしているうちに、三宅安兵衛遺志の小倉山荘旧址厭離庵の碑に気が付く。この碑の傍らから、本当に民家の入口のような通路が北に延びていく。ここが厭離庵の入口である。 厭離庵… ►続きを読む

 

宝筐院

 

臨済宗単立寺院 善入山 宝筐院(ほうきょういん) 2008年12月21日訪問 宝筐院  清涼寺の仁王門を出て一条通を西に100メートル程進むと、一条通は宝筐院の山門に突き当たり終わる。傍らには小楠公菩提寺寶筐院という門柱が建つように、南朝の忠臣・楠木正行とその正行を敬慕した北朝を後押しした第2代将軍足利義詮の菩提寺となっている。 宝筐院 清涼寺仁王門側から眺める 宝筐院 小楠公菩提寺寶筐院の石標が見える  平安時代に白河天皇の勅願寺として建立された善入寺から、宝筐院の歴史は始まる。平安時代末から鎌倉時代にかけては、数代に亘って皇族が住持となっていたが、寺は衰微していく。南北朝… ►続きを読む

 
 

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