アーカイブ:2013年 4月 28日
松尾大社 松風苑(まつおたいしゃ しょうふうえん) 2009年12月9日訪問
松尾大社 松風苑 上古の庭全景
昭和を代表する作庭家の重森三玲は、庭園史家として、初期と最晩年の2度にわたり研究成果を著している。最初は昭和11年(1936)より刊行開始した日本庭園史図鑑(有光社)である。未だ科学的分析手法を用いた日本庭園研究がなかった時代に、日本庭園史図鑑は画期的な研究書であった。この執筆のために重森は実に日本全国350の庭を訪れ調査を行い、その内から243庭を選出し、全26巻に纏めた。刊行を終えた昭和14年(1939)は第二次世界大戦を間近に控えた混乱した時期でもあった。
東福寺方丈… ►続きを読む
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