アーカイブ:2013年 11月
春日神社・下桂
春日神社・下桂(かすがじんじゃ) 2009年12月20日訪問 春日神社 御霊神社の境内を出て安楽寺跡の碑を見ながら、再び住宅街に入って行くと桂離宮の通用口が現れる。離宮の南西に広がる休耕地を眺めながら、京都府道142号沓掛西大路五条線に向かう途中に小さな神社がある。鳥居に架けられた額から春日神社であることが分かる。神社の北西側はコンクリート壁が立てられ、その先は桂離宮であった。すなわち離宮に隣接する神社である。社務所等もなく人気のない境内だが、綺麗に掃除されていたので誰かが常に手入れ行っているようだ。 春日神社 春日神社 「日本歴史地名大系第27巻 京都市の地名」(平凡社… ►続きを読む
安楽寺跡・下桂
浄土真宗 西本願寺派 安楽寺跡・下桂(あんらくじあと) 2009年12月20日訪問 安楽寺跡 下桂の御霊神社の南の鳥居を抜けると、住宅地の中に門扉で締め切られた空き地がある。ここに浄土真宗西本願寺派安楽寺跡の石碑が立つ。 安楽寺は京都市内にいくつかあるが、左京区鹿ケ谷の安楽寺が最も有名である。法然の承元の法難に関係する寺院であり現在も浄土宗の単立寺院である。 北区大森東町の安楽寺は、市内から自動車で1時間近くかかる大森加茂神社の近くに位置する。真言宗東寺派寺院で現在は無住状態のようだ。上京区三軒町の安楽寺は浄土宗鎮西派転法輪寺の末寺で、「京都坊目誌 上京 乾」(新修 京都叢書 第14巻… ►続きを読む
御霊神社・下桂
御霊神社・下桂(ごりょうじんじゃ) 2009年12月20日訪問 御霊神社 南の鳥居前 ここからは桂離宮の周囲を一周する間に出会った社寺を記す。最初は桂離宮の西北にあたる桂久方町の御霊神社である。境内はそれほど広くはないが、大きな立派な樹木が印象的な神社である。境内へと続く参道が2本有り、東と南の二箇所に鳥居が設けられている。 祭神は橘逸勢。神社の御由緒によると創建は貞観18年(870)4月18日に下桂御霊神社に祭神として勧請されている。橘逸勢は空海、嵯峨天皇と共に三筆と称される人物である。 御霊神社 舞殿 御霊神社 拝殿と本殿 橘逸勢は延暦23年(804)に最澄や空海らと… ►続きを読む
桂離宮
桂離宮(かつらりきゅう) 2009年12月20日訪問 桂離宮 桂大橋から眺め 桂離宮は桂大橋の西詰め、即ち桂駅から駅前商店街となっている京都府道139号桂停車場線を東に進み、三叉路で京都府道142号沓掛西大路五条線に合流した後は、北東に歩くこと200メートルで桂離宮の南端が現れる。今回は拝観許可を得ていないので、離宮の周辺を歩くのみとする。2008年に京都御所、仙洞御所、修学院離宮を拝観した際にも、桂離宮に数日にわたりインターネットで申請したが、遂に許可を得ることはできなかった。 桂離宮 東側の笹垣 桂離宮 笹垣の詳細 桂離宮の建築や庭園については書かねばならないことが多… ►続きを読む
桂大橋
桂大橋(かつらおおはし) 2009年12月20日訪問 桂川左岸 日出前 烏丸駅から梅田行の阪急京都本線快速急行に乗車し、桂駅に到着したのは6時30分。本日は桂川の右岸の松尾から嵯峨野にかけて巡る。まだ日の出前のため、桂駅から徒歩で桂川に向かい桂大橋上で日の出を迎える予定である。 桂川は左京区広河原と南丹市美山町佐々里の境に位置する佐々里峠に発する一級河川で、その流域毎に名称を変える。先ずは右京区京北地区の流域では上桂川、そして南丹市園部地区に入ると桂川になる。南丹市八木地区から亀岡市は大堰川、そして亀岡市保津町請田から京都市嵐山までは保津川と呼ぶこともあるが、嵐山からは再び桂川に戻る。… ►続きを読む