大田神社
大田神社(おおたじんじゃ) 2008年05月19日訪問
上賀茂の町並みで触れたように、深泥池から上賀茂神社へ続く町並みは、京都府道103号上賀茂山端線と一致する。深泥池から西に進むと道の北側に大田神社の鳥居が現れる。
大田神社の創祀は明らかでない。古くは恩多社と呼ばれ、地主神を祀っていたのが始まりと考えられる。上賀茂神社(賀茂別雷神社)が鎮座して以来、天鈿女命と猿田彦命を祭神とした摂社として、平安時代中期に編纂された延喜式にも載る古社で、この地を開墾した賀茂氏の崇敬を得ている。
例祭は4月10日と11月10日。5月15日には上賀茂やすらい祭が行われる。上賀茂岡本町のやすらい堂を午前11時に出発し、赤熊をつけた鬼が「いんやすらいや…花や…」と歌い踊りながら、大田神社・上賀茂神社・社家の町の入口にある藤木社などを巡行して、再びやすらい堂に戻る。上賀茂やすらい祭は国の重要無形民俗文化財に指定されている。
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