徘徊の旅の中で巡り合った名所や史跡などの「場所」を文書と写真と地図を使って保存するブログ

アーカイブ:2012年 6月 10日

東福寺 龍吟庵 その5

 

東福寺 龍吟庵(とうふくじ りゅうぎんあん)その5  2009/11/28訪問 東福寺 龍吟庵 開山堂  偃月橋の手前に掲げられている看板「国宝龍吟庵」の通り、龍吟庵方丈は現存する最古の方丈建築として国宝に指定されている。龍吟庵方丈の基本構成は、南北を軸とした左右対称の建物であり、現在は南庭と西庭そして東庭が配され、方丈北側の軸線上に、昭和50年(1975)開山堂が建設されている。この開山堂、方丈そして表門さらには偃月橋が軸線上に配置されている。単層入母屋造杮葺き屋根を持つ建物で、桁行七間、梁間五間で、桁行正面には両開き双折桟板唐戸、両端の柱間には外部側に蔀戸、内部側には明… ►続きを読む

 

東福寺 龍吟庵 その4

 

東福寺 龍吟庵(とうふくじ りゅうぎんあん)その4  2009/11/28訪問 東福寺 龍吟庵 方丈西庭 「龍の庭」  東福寺 龍吟庵 その3では、一条実経が無関普門禅師を東福寺に招いたところまで記した。ここからは亀山上皇と無関普門とのことに記してみる。 東福寺 龍吟庵 方丈西庭 東福寺 龍吟庵 方丈西庭 東福寺 龍吟庵 方丈西庭  弘安の役終結後の正応2年(1289)亀山上皇は離宮禅林寺殿で落飾し、法皇となっている。虎関師錬が記した南禅寺の由来書「文応皇帝外紀」によれば、この当時の離宮には怪異な事が頻繁に生じていた。法皇は、高僧の徳を以って収めるしかないと考え、奈良西… ►続きを読む

 

東福寺 龍吟庵 その3

 

東福寺 龍吟庵(とうふくじ りゅうぎんあん)その3  2009/11/28訪問 東福寺 龍吟庵 方丈南庭 「無の庭」  2008年秋に引き続き、2009年も龍吟庵特別拝観のため、東福寺を訪れる。前回と同じように6時発の新幹線で東京を出る。今回はJR京都駅より徒歩ではなく、JR奈良線に乗車し東福寺駅で下車してみた。乗り換えの時間を入れるとほぼ歩くのと変わらないことが確認できた。京都から東福寺までの区間の料金精算に多少の時間を要したが、東福寺へ向かう人々の列に加わり、前へ前へと進む。 東福寺 龍吟庵 偃月橋の先に方丈の屋根が見える 東福寺 龍吟庵 表門  北門から入り霊源院の前の… ►続きを読む

 
 

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