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大徳寺 塔頭(だいとくじ たっちゅう)その3 2009年11月29日訪問
大徳寺 塔頭 真珠庵
享徳2年(1453)8月4日夜、大徳寺山内の諸堂が焼失している。「東海一休和尚年譜」によると大徳寺第38世惟三宗叔の開堂を記した後、下記のように書き残している。
七月、鬱攸崇を為す、鐘魚索然、惟だ浴堂、門廡及び如意大用僅かに存す。
このように浴堂と山門の庇、妙意庵と大用庵以外はことごとくを失っている。第26世で大用庵を開創した養叟宗頤は、大徳寺再興に着手している。まもなくして法堂と方丈がなる。そして大用庵の建物を移し、雲門庵を再建している。被災5年後の康正3年(1457)宗頤は、… ►続きを読む
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