アーカイブ:2010年 4月 29日
西寺址(さいじあと) 2008年05月18日訪問
西寺址 講堂跡の土壇に建つ碑
羅城門遺址のある花園児童公園から再び九条通に戻り、東寺から歩いた距離と同じだけ西に進む。スーパーのある七本松通の角を北に曲がり進む。市立唐橋小学校を過ぎると、ぽっかりと広がる唐橋西寺公園が現れる。 東寺の項でも触れたたように、平安京造営時は、羅城門を入った内側には東西の鴻臚館が建てられ、外交および海外交易の場として使われてきた。この平安京の鴻臚館は筑紫や難波の鴻臚館と比較して、最も遅く建設され、主に渤海使を迎賓していた。北路にて来訪した渤海使は能登客院(石川県羽咋郡志賀町)や松原客院(福井県敦賀市)を経由し… ►続きを読む
羅城門遺址(らじょうもんいし) 2008年05月18日訪問
羅城門遺址
東寺の南大門を出て、西寺址を目指し九条通を西に進む。歩いていては気が付かないが、南大門から西側部分の九条通は、徐々に南に折れている。東寺の境内の南端にある堀の幅を見るとよく分かる。千本通が九条通を交差する少し手前を北に入っていくと三角形をした小さな敷地の花園児童公園が現れる。この公園の中央に柵に囲まれて建つ石碑がある。これが明治28年(1895)の平安遷都千百年紀念祭の事業として建立された羅城門遺址である。 古代都市を取り囲む城壁のことを羅城と呼ぶことから、羅城門とは羅城に開けられた門のことである。中国では外敵防禦… ►続きを読む
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