徘徊の旅の中で巡り合った名所や史跡などの「場所」を文書と写真と地図を使って保存するブログ

設定変更について その3



設定変更について その3 2015年6月19日登録

画像
Nikon F4 + COOLSCAN Ⅴ ED

 設定変更についてでは、先ず徘徊の記憶のフォーマット変更のために行ったCSSファイルの編集について書きました。また今まで訪問した場所の写真を整理し、それを告知するための徘徊の蔵書棚を開設しました。また徘徊の蔵書棚では、写真を掲載したブログのリストを付けました。関連する項目の検索にも役に立つと思います。今回の変更で、なるべく早く撮影済みの写真をDBに登録し、撮影場所のタグを付けるように改めました。今まではブログに掲載する際に、かなり時間の経過した写真に撮影場所のタグを付けてきました。当然、記憶も薄れているので撮影場所を特定するのにも時間を要します。また先に登録することにより、ブログの中で関連する場所の写真を掲載できるようになりました。

 さらに設定変更について その2で書きましたように、画像ファイルの公開方法に関する変更も行いました。ウェブリアルバムでの画像ファイルの公開だけでは、近い将来に容量オーバーになってしまうことは明白になりました。いくつかの保存容量がなくなりブログ自体の更新が停止したり、あるいは新た立ち上げ直しているブログを多々見かけます。公開方法の変更についてはいくつかの方法を検討し、レンタルサーバの使用に至りました。この方法を採用するならば、当分容量不足を心配することが無くなりますが、既に登録している700エントリー近いブログ本文のファイルの写真を表示しているHTML凡そ6,000箇所を手で修正することとなりました。どうせ修正しなければならないのならば、ブログ本文を横長に拡張したのに合わせて写真の表示サイズを320ピクセルから600ピクセルに変更しました。また写真のキャプションも右揃えの方が本文との区別がつくので合わせて変更いたしました。その他にも細かい本文の書式の統一やページ末に配置した地図の表示サイズも写真と合わせて拡大しました。これらの作業が無事終了しましたので、今回の「設定変更について」というお知らせを出すこととなりました。
 この項では撮影した写真のデータ(画像ファイル)の管理について少し触れておきます。皆さんはどのように写真を保存しているのでしょうか?私は中学生の頃にモノクロ写真から入りました。当然、デジタルカメラがない時代の事です。今でもネガポジ合わせて数百本分をファイリングしています。その上、未整理の分だけでも軽く2~3百本分あります。数年前からフィルム写真の整理を行わなければということでネガシートや収納ファイルを買い込んできました。そのストックも尽きてきたので、新宿に本店があるあの巨大カメラ屋さんに先日買い足しに行ってきました。数年前に購入した時と、売り場の状況は大きく変わっていました。使っていたネガファイルは既に販売停止となり、補充用のネガシートも手に入らない状況になっていました。これから昔のフィルムを整理しようと考えている方は、すぐにフィルム整理用品の購入を行った方がよろしいかと思います。恐らく後数年で、今残ったものの内でも手に入らなくなるものが出てくるでしょう。私も今後増えることはないので、手持ちの未整理フィルムの量を把握して纏め買いを行おうと考えております。

 40年近く撮り貯めてきた写真の大部分はフィルムです。学生時代はモノクロネ、社会人になってからプライベートはカラーネガ、仕事関連はカラーポジを使ってきました。特にカラーポジの大部分は、スライドプロジェクタを使って大勢に見せるため、紙マウントを施しています。途中から耐久性を考えて仕上げをプラマウントに変更しましたが、いずれにして1駒ずつマウントされた写真が、緑色の富士フィルムの収納箱の中に大量に残っております。
 初めてデジタルカメラを使用したのは2002年頃と記憶しています。初期のデジタルカメラは今から比べると画素数も少なく玩具みたいなものでしたから、長い間フィルムカメラと併用してきました。最初に購入したカメラはオリンパスのC-4100ZOOMで、400万画素でした。青い空が非常に美しく描画できる風景を撮影するには手頃なカメラでしたが、程なくして紛失してしまいました。その後、いくつかのデジタルカメラを購入しましたが、どうも気に入るものがなく、ずっとNikon F4+Ektachrome E100Gでの撮影も続けてきました。このブログを開始した2008年の旅行は、Canon 5D と Nikon F4 で撮影しました。さすがにCanon 5Dクラスになるとフィルムカメラより描写が細密になりましたが、まだまだ風景画の青の発色に関してはEktachrome E100に敵わないという印象を持っていました。そのためEktachrome E100が新宿で入手できる2012年の旅行まではデジタル、フィルム併用の撮影でした。しかし今回の2014年の旅行からはNikon D7000 だけでの撮影に切り替えました。御蔭様で荷物の軽量化が図られ、1日の歩行量も増えました。

 デジタル、フィルム併用でも、撮影の主体はデジタルカメラになります。それほど大きくはないと云えども、カメラ、レンズ以外にフィルム20本以上を携帯することはかなり大変です。またフィルムの購入費に現像費を加えると1本あたり2,000円以上となり、1撮影旅行だけでもすぐに4~5万円程度になってしまいます。そのため私のような身分では1日3本=100枚を限界として撮影してきました。
 このようなフィルム撮影のコストに比べ、デジタルのコストはほぼ初期投資だけです。ですから手持ちのメモリーを使い切るまで撮影が続けられます。その日の移動量に左右されますが、概ね300から600枚程度の撮影が可能となります。
 デジタルとフィルムの撮影量の差から、常時デジタルカメラでの撮影を行い、3~5枚に一度、フィルムカメラに持ち替えるという撮影形態になります。また、フィルムカメラで撮影した構図の多くはデジタルカメラでも撮影しています。2つの内、良く写っている方を採用することになります。言い換えると、フィルムカメラでは必ず撮影しなければならないものであり、ブログの掲載写真の中核となるものを狙います。同じ構図で念のためにデジタルカメラでも撮影しておくということです。特に暗い場所での撮影は、高感度設定に切り替えられるデジタルカメラの方が仕上がりの確度も高くなります。それ以外にもフィルムカメラのレンズ域の方がデジタルカメラよりも広いため、超広角や望遠を使用した撮影の場合は、どうしてもフィルムカメラを使用しなければならないという個人的な事情もあります。
 以上のように2012年まではデジタル、フィルムの2台のカメラを使用して撮影を行ってきました。しかし2012年の旅行を終える頃、ついに売り場面積が縮小されフィルムの購入が困難になったこと、そしてデジタルカメラだけでも十分な映像が得られる確証を得たため、フィルムでの撮影を停止しました。

 フィルムカメラで撮影したポジフィルムのデジタル化には、Nikon COOLSCAN Ⅴ ED を使用しました。COOLSCAN Ⅴ は35mm専用フィルムスキャナーで2003年に発売開始されました。Ⅴ の名称からも分かるように、ニコンのフィルムスキャナーの進化形であり、残念ながら35mm専用としては最終製品となっています。販売価格が5万円を超えていたので、高価な機器を購入したという覚えが残っています。しかし購入してから既に10年近く経過していますが未だ現役の機器です。2008年から2012年までに撮影した約2,900枚、学生時代に京都で撮影したモノクロネガ800枚をスキャニングした外にも、さらに2,000枚以上のデジタル化に活躍してきました。未だカラーネガが大量に残っていますので、これからも頑張ってほしい機器の一つです。

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