洛中の町並み その9 正面通
洛中の町並み その9 (らくちゅうのまちなみ) 正面通 2008年05月18日訪問
西本願寺から東本願寺、渉成園そして豊国廟は、東西軸上に配置されていることは、既に智積院の項で触れている。宮元健次氏は、著書「京都名庭を歩く」(光文社新書 2004年)で西本願寺と豊国廟を同一直線状に建立したのに対して、秀吉神格化の阻止を狙った徳川家康が東本願寺、渉成園そして智積院をこの直線状に追加したことを論考している。この説で言う所の東西軸は、ほぼ正面通と考えてよいだろう。 正面通は大和大路通の方広寺から、渉成園、東本願寺、西本願寺などで中断するものの千本通まで続く道である。渉成園と不明門通の間では中珠数屋町通とも呼ばれている。この名称は方広寺の大仏の正面につながる通りであることに由来している。
堀川通を挟んで、西本願寺の御影堂門の前には門が建つ。この先、油小路通、小川通、西洞院通、若宮通そして新町通を過ぎると東本願寺の西側に出る。この辺りには数珠屋町や仏具屋町などの名前どおりの店が多いし、参拝客を泊めるためなのだろうか、時代の経った木造の旅館も目立つ。
東本願寺へは新町通を南に下り、七条通から烏丸通に出ることとなる。この後、再び正面通を東に進むと渉成園の正門に至る。
「洛中の町並み その9 正面通」 の地図
洛中の町並み その9 正面通 のMarker List
No. | 名称 | 緯度 | 経度 |
---|---|---|---|
▼ 洛中の町並み 正面通05 | 34.9917 | 135.7672 | |
洛中の町並み 正面通01 | 34.9916 | 135.7442 | |
洛中の町並み 正面通02 | 34.9915 | 135.7463 | |
洛中の町並み 正面通03 | 34.9915 | 135.7483 | |
洛中の町並み 正面通05 | 34.9916 | 135.7619 | |
洛中の町並み 正面通07 | 34.9913 | 135.761 | |
洛中の町並み 正面通09 | 34.9916 | 135.7655 | |
洛中の町並み 正面通10 | 34.9917 | 135.7672 | |
洛中の町並み 正面通11 | 34.9917 | 135.7694 |
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