宇治の町並み
宇治の町並み(うじのまちなみ) 2008/05/11訪問
平等院を後にし、再び平等院表参道を宇治橋の方向へ戻る。橋の西詰めで府道15号を西に入る。ほどなくすると左手に長屋門が現れる。上林記念館 お茶の博物館である。残念ながら見学する時間もないので、今回は外側から見るだけとした。再び宇治橋を渡り、京阪電鉄宇治駅に至る。
菟道稚郎子の離宮である桐原日桁宮や摂政藤原道長の宇治殿に代表されるように、宇治には早い時期から離宮あるいは別業が造られてきた。それだけ風光明媚、交通の要所であり、暮らすのに都合の良い地であったのだろう。また宇治に舞台として歴史に記される戦が行われている。治承4年(1180)源頼政の宇治橋 橋合戦、寿永3年(1184)源義経の宇治川の戦い、承久3年(1221)の承久の乱、元亀4年(1573)足利義昭の槇島城の戦などは、京、奈良そして大阪に近接している宇治の地理的なりゆうによるものと思われる。
この記事へのコメントはありません。