京都の名庭巡り その5の2
京都の名庭巡り その5の2
このブログには文字数制限があるようで、1つ星の名庭を その5の1 と その5の2 に分けました。
ここは1つ星の名庭を掲載いたしました。「星1つの庭なんて?」とお考えの方も居られるかと思いますが、下記の写真を見て頂ければ、そんなことは全くないことがお分かりかと思います。ついに、ここまでで100庭を越えてしまいました。それだけ京都の庭のレベルが高いということだと思います。また、ほとんどの庭が現役の庭です。どんなに有名な作庭家が手掛けた名庭でも、人手が離れるとあっという間に遺蹟になってしまいます。今までも数え切れないほど多くの庭が私達の知らない所で消えていったことでしょう。
都林泉名勝図会などを眺めてみると、今では忘れ去られた寺院や庭が名所として記されています。寛政11年(1799)に刊行されたものですから、凡そ200年で影も形も無くなってしまうことなど容易い事です。恐らく多くは100年前の明治維新の前後に失われたのでしょう。既に都林泉名勝図会の中でも、”○○の舊跡”という表現が現われます。200年前にも既に失われていたが、記憶が残りそして記録として遺したものです。そのように寺院や神社も決して普遍ではありません。バブル期に無くなってしまった寺院も知っております。ましてや商業施設や個人住宅などはもっと弱い存在にあります。これらを何とかして守って行くということは、例えば秋里籬島が都林泉名勝図会を書いたように、現在の私たちも何らかの方法で書き遺してゆかなければならないと改めて思います。
さて話しを名庭巡りに戻します。ここにあげた全ての庭は、ある程度の管理が行われ十分に鑑賞に値する状況を維持しています。必ずしも満足の行く管理ではないかも知れませんが、現役の庭です。それほど丹念に探した訳でもないのに、これだけの数が見つかるとは、まさに驚愕以外の何物でもありません。有料・無料の区別なく多くの方に見て頂くためには、それなりのもてなしを行わなければならないという京都の人々の心意気が、どの庭からも強く伝わってきます。ですから、できるだけ多くの庭を訪問し記憶に残し、そして記録に遺して頂きたく思います。
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