徘徊の旅の中で巡り合った名所や史跡などの「場所」を文書と写真と地図を使って保存するブログ

アーカイブ:2009年 5月

勧修寺

 

真言宗山階派大本山 勧修寺(かじゅうじ)  2008/05/11訪問 勧修寺 氷室の池と観音堂  京都市営地下鉄東西線の石田駅から東西線にのり2つ先の小野で降り、真西に向かい川を越え5分歩くと醍醐道の先に勧修寺の白い塀が現れる。 勧修寺 参道の白壁 勧修寺 山門  勧修寺は真言宗山階派大本山で、山号を亀甲山と称する。寺名は「かんしゅうじ」「かんじゅじ」などとも読まれるが、寺では「かじゅうじ」と呼んでいる。ただし地名の「勧修寺」の読み方は「かんしゅうじ」である。 勧修寺 右 玄関  左 中門 勧修寺 宸殿  昌泰3年(900)若くして死去した生母藤原胤子の追善のため… ►続きを読む

 

日野の町並み

 

日野の町並み(ひのまちなみ)  2008/05/11訪問 日野の街並み 碑 日野西大道町  日野誕生院より出て、京都市営地下鉄東西線の石田駅まで歩くことにする。日野誕生院の前には京阪バスの停留所があるが2時間に3本という有様なので歩かざるを得ない。もう少し交通の便が良ければ、法界寺を訪れる観光客も増えるのにと思う一方、折角静寂が保たれている境内に観光客が溢れかえるのもという気もする。  法界寺の前を起点としている府道127号日野薬師線を約100メートル北に進むと日野自治会公会堂のある交差点が現れる。この場所には、「右ひのやくし 是より六丁」と「親鸞聖人日野誕生院」の2つの碑と鴨長明方丈石… ►続きを読む

 

日野誕生院

 

浄土真宗本願寺派 日野誕生院(ひのたんじょういん)  2008/05/11訪問 日野誕生院  法界寺の山門を出て、東に進むとすぐに法界寺の築地塀が終わる。その先は誕生院保育園のアコーディオン門扉が続く。そのおかげで中の様子が良く分かった。保育園の園庭の一角、法界寺の池泉を背にした場所に、小さな基壇と塀そして門が築かれ、誕生院のえな塚と産湯井がその中に納められている。この地は浄土真宗の宗祖 親鸞聖人の生誕地であり、えな塚と産湯井は聖人誕生の遺蹟として護られている。 日野誕生院 えな塚と産湯井 右は法界寺の阿弥陀堂と薬師堂の屋根 日野誕生院 法界寺薬師堂と保育園  えなとは胞衣と… ►続きを読む

 

法界寺

 

真言宗醍醐寺派 法界寺(ほうかいじ)  2008/05/11訪問 法界寺 阿弥陀堂  萬福寺から再び京阪電鉄黄檗駅に戻り、宇治線で2つ目の六地蔵で降りる。ここから法界寺まではかなり離れているのでタクシーを使うこととした。15分ほどで山門前に到着した。 法界寺 山門 法界寺 ひのやくしの碑  法界寺は醍醐寺の南方、宇治市の境界に近く、現在の行政区分では京都市伏見区日野にある。古くから山城国宇治郡日野と呼ばれ、方丈記の著者である鴨長明が晩年に庵を結んだ場所でもある。また日野は浄土真宗の宗祖 親鸞聖人の生誕地でもある。そのため法界寺の隣地には日野別院(現在の日野誕生院)が文化年間(… ►続きを読む

 

萬福寺

 

黄檗宗大本山 萬福寺(まんぷくじ)  2008/05/11訪問 萬福寺 法堂より大雄宝殿をのぞむ  京阪電鉄宇治駅から宇治線に乗り、2つ目の黄檗で下車する。京都府道7号線を渡り、住宅街の中を東へ入るとすぐに萬福寺の特徴的な赤い総門の前に出る。 萬福寺 府道7号線で見かけた道標 萬福寺 総門 萬福寺 総門の額  この門は牌楼と呼ばれる、中央の屋根を高くし左右を一段低くした中国門の様式を踏襲している。横浜中華街などで見かける門と同じ様式らしいが、屋根の大きさが違うためかかなり印象が異なる。門に架けられた額には「第一義」と書かれている。第5代高泉住持の書ということだ。 萬… ►続きを読む

 

宇治の町並み

 

宇治の町並み(うじのまちなみ)  2008/05/11訪問 宇治 お茶屋さんの看板  平等院を後にし、再び平等院表参道を宇治橋の方向へ戻る。橋の西詰めで府道15号を西に入る。ほどなくすると左手に長屋門が現れる。上林記念館 お茶の博物館である。残念ながら見学する時間もないので、今回は外側から見るだけとした。再び宇治橋を渡り、京阪電鉄宇治駅に至る。 宇治 あがた通のお茶屋さん 宇治 平等院表参道 宇治 平等院表参道  菟道稚郎子の離宮である桐原日桁宮や摂政藤原道長の宇治殿に代表されるように、宇治には早い時期から離宮あるいは別業が造られてきた。それだけ風光明媚、交通の要所であ… ►続きを読む

 

平等院

 

平等院(びょうどういん)  2008/05/11訪問 平等院 鳳凰堂  宇治上神社を後にして、さわらびの道を下っていくと川岸の道に出る。放生院の前を過ぎ、さらに進むと宇治橋の東詰めに至る。再度宇治橋に渡り、今度はあがた通ではなく、平等院表参道に入っていく。朝も9時を過ぎたので、両側の商店も店を開き始めている。そのまま商店街を直進すると突き当たりがやや広くなり右側に平等院と書かれた石碑が建っている。 平等院 表参道の先の入口  平安京が築かれた後、宇治には天皇の離宮や貴族の別業が多く造られてきた。これは宇治が嵯峨・白河・鳥羽などと並んで風光明媚な景勝地であったからである。現在の平等院… ►続きを読む

 
 

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